居合道同好会のご案内
居合道同好会とは
古流居合術である土佐直伝英信流、高知県連盟東京支部の剣士、故杉浦 薫先生により、45年ほど前に発足したクラブです。
新座市民ならびに新座市在勤の人を対象にしたクラブで、古武術を通じて、地域の人々と豊かな人間性を育む目的があります。
同好会と言っても、剣舞では無い、本来の武術としての古流居合術を鍛錬しますので、初心者にはもちろん、経験者にとってもやり甲斐のある活動になっています。
しかし、体育会系の激しい運動を強要する事はなく、あくまでも本人の体力に合わせ、マイペースで楽しく居合術を鍛錬できます。
居合道の流派「無双直伝英信流」や「夢想神伝流」などあらゆる英信流系居合の源流である、「土佐直伝英信流」の先生が稽古を見ます。
不定期で、高知県よりご宗家や範士の先生をお招きしての稽古会も開催。是非、本物の居合に触れてみてください。
道場(稽古場)のご案内
八石小学校体育館
新座市立八石小学校体育館を借りて稽古しています。
学校の行事などで体育館が使えない場合は、お休み、または中央公民館に場所を移して稽古しますので、見学や体験を希望する新座市民・在勤の方は、事前にご連絡ください。
稽古日時
- 土曜日18:00〜20:30
- 日曜日13:00〜16:30
お問い合わせ先
gogojolno@gmail.com(杉浦)
新座市中央公民館
八石小学校体育館が使用できない場合は、中央公民館に場所と時間を移して稽古しています。詳細は、トップページ「NEWS」から稽古スケジュールをご確認ください。
入会のご案内
当クラブでは、月謝を一切いただいておりません。体育館を掃除する為のダスキンモップ代とスポーツ保険(新座市より義務付けられています)の料金のみ、会員で出し合っています。
とはいえ、稽古に必要な着物や刀(模造刀可)など、決して安くはありませんので、ご入会いただく前に、見学・体験をオススメしています。お気軽にお問合せください。
しばらく自由に体験していただき、これぞ我が道と思われたらご入会されると良いでしょう。
体験を希望される方
- メールで日時をお知らせください。詳細をご案内いたします。
- 体験に必要な木刀や帯は、こちらで用意できます。事前にお伝えください。
- スポーツウェアなど、動きやすい服装でいらしてください。
- 膝当てが用意できるようであればご持参ください。居合用でなくてもバレーボールなどで使う、一般的で安価なもので大丈夫です。
- 剣道着や模造刀、真剣をお持ちでしたらご持参ください。
- 刀は、居合に向き不向きがありますので、模造刀や真剣を購入される方は、買う前にご相談ください。
道具購入の前に
居合道の稽古には「刀」、「着物」、「帯」、「袴」が必要になりますが、武道具屋さんで居合用と言うと、現代居合用のものをおすすめされてしまいます。現代居合用の装備は、古流居合に向かないものが多いので、購入する前に必ずご相談ください。
尚、一部はAmazonなどでも購入できます。ご参考になさってください。
帯 [おび]
帯を買われる場合は、居合用ではなく、性別に関係なく男性用の一般的な角帯をご購入ください。安価なもので十分です。こちらのAmazonのリンクからどうぞ。
「居合用」とされている帯は、現代の着付けに合わせてあるため、幅が細身で作られている場合があり、古流の着付けには向きません。
袴 [はかま]
袴を買われる場合は紐の長さが重要になってきます。埼玉県産の武州一は、長さが十分である事が確認できておりますので、こちらのAmazonのリンクからご購入いただければと思います。
居合は重心を低く落とすので、剣道より少し短め、くるぶしが完全に見えるくらいの長さをオススメしています。
女性の場合、腰の位置が高いので、どうしても帯の位置が高くなります。(右図)
タオルなどを巻いて腰の低い位置で帯を結びます。当流では女性も男性(下図)と同じ着付けが必要です。
また、店舗などで購入する場合、居合用と言うと一般的にテトロン製を勧められますが、綿製が動きやすくオススメです。
刀 [かたな]
既にお持ちの方は、ご自分の刀を使って稽古できます。
新しく始められる方は、比較的安価な模造刀をオススメします。
都内の一部の武道具屋さんでも扱っていますが、近頃はインバウンド向けに、長くて重く、派手なものが店頭に並んでいる傾向にあります。そういったものは居合の稽古には向かないものも多いのでご注意ください。
ネットでも買えますが、刀はなるべく現物を手に取って、鞘から抜いて、重さやバランスを確認してみる事が大切です。
長さは、男性で二尺三寸五分から二尺四寸、女性なら二尺三寸から二尺三寸五分くらいから始めてみると良いでしょう。
反りはあまり深く無いものを選びましょう。
片手で振り回すものですから、なるべく軽いものを探してください。
刀の鞘には、下緒と言う紐が付いていますが、「刀法に関係の無いものは除ける」という土佐の教えから、当流では下緒を付けて稽古をしません。ですので下緒の色は、何色であっても結構です。
拵え(鞘や柄のデザイン)はなるべく地味な色を選ぶのが、土佐の居合では通例です。
専門家のアドバイスを聞きながら、刀を選びたいという方は、岐阜県関市にある居合道専門店の「濃州堂」さんがオススメです。こちらの五十嵐社長様も居合道をやられているので、的確なアドバイスをしてくれます。是非一度相談してみてください。
刀法に関係の無い「下緒」は外して稽古します